ARCHIVEクラブの歴史

第63回日本プロゴルフ選手権大会開催コース

平成7年に開催され、4日間で延べ1万2千人を超えるギャラリーをお迎えしました。
この大会の最終日には劇的ドラマが待っていました。
5打差4位でスタートした30歳の佐々木久行が「サンデーバックナイン」で猛チャージ。 10番で12メートルの第3打をチップインイーグル。
11番でバーディーを奪って通算12アンダーとした時点で、首位に立っていた高見に2打差に迫ります。
圧巻は15番。 残り約70ヤードの第2打が2段グリーンの右奥に切られたカップに吸い込まれるイーグル。
一気に首位に並んだ後、ロングホールの16番とショートホール17番をパー。 17番では5メートルのカップインを決めて一気に抜け出しました。
インはトータル29で回り、終わってみれば高見に4打差、通算16アンダーで鮮やかな逆転優勝。
前年の日本シリーズに続く公式戦2勝目を挙げました。

 

第63回日本プロゴルフ選手権大会開催コース

『第26回アイゼンハワートロフィ世界アマチュアゴルフチーム選手権』  日本代表候補選手選考会

平成20年8月12日~15日 10月にオーストラリアで開かれる世界アマチュアゴルフチーム選手権の男子代表第2次選考会を兼ねた男子ナショナルチームの合宿が13日、平内町の夏泊ゴルフリンクスで始まった。
日本のトップアマ7人が参加、3日間にわたり競技形式でコースを回り、代表選手3人を決める。
合宿には今年の日本アマチュア選手権準優勝の小平智(日大)や、全国高校ゴルフ選手権優勝の松山英樹(明徳義塾)、社会人アマの田村尚之(賀茂CC)らが参加。日本アマ選手権でトーナメント戦進出を逃した古田幸希(青森山田)は選ばれなかった。
13日は午後から晴れ間が広がり、風が吹いたもののまずまずのコンディション。27ホールを回った伊藤勇気(日大)は『昨年9月に合宿で来た時は風雨が強かった。コースも難しく、いい練習になる』と話し、44歳の田村は『参加者の父親のつもりでやっている。社会人は1人だが、何とか頑張りたい』と抱負を語った。
日本ゴルフ協会男子ナショナルチームの佐野公胤委員長は『ここのコースは難易度が高くグリーンの状態も良い。
世界選手権には70カ国が出場するが、日本からはアプローチやパットなど確実なゲームが出来る選手を選びたい』と語った。

第46回東北アマチュアゴルフ選手権写真

一度は回りたい
“日本の聖地100選”

1992(平成4)年開場。青森県北部の陸奥湾南岸から突き出た半島の北端、三方を海に囲まれた小高い丘陵地にあります。
新青森駅からも青森空港からも、車で約1時間。「日本にあって稀にみる、本当のリンクス風」の開放感あふれる牧歌的雰囲気となっています。

日本でゴルフコースといえば「庭園風に手を加えた人工的な美しさ」が頭に浮かびますが、ここ夏泊ゴルフリンクスは違います。
コース内の高い樹木はあまりなく、ラフは自然そのもの。西洋芝を伸ばしたフェスキュー芝や種々の灌木に覆われ、まさに本場イギリスのリンクスでプレーするようなイメージでお楽しみいただけます。

コース設計者はオーナーの海老原寿人。立教大学でゴルフ部に所属し、米国サンディエゴのゴルフアカデミーで学んだ後、コース設計の老舗、安達建設でインハウスの設計家・鈴木正一の下で設計・建設を学び、再度米国で修業を重ねました。さらに英国で多くのリンクスを訪ねて、見聞を広め、若い情熱(当時34歳)により、リンクス風の名コースを誕生させることができました。

バックから7124ヤードと距離もあり、1995年には日本プロ選手権が行われました。
「ゴルフには海からの風が必要」という思想から、全英オープンは海岸のリンクスのみで行われます。夏泊GLは、コースがリンクス風というだけではなく、リンクスには欠かせない、青森名物の“やませ”と呼ばれる強い東風があります。

当時の図面

「リンクス」を知らずに、ゴルフを知っているとは言わせない。

夏泊ゴルフリンクスのコース設計にスーパーバイザーとして参画されたトム クィン氏はこう話しました。
『海沿いには地や宅地として使い道のない荒れた砂地がある。これは人が耕作した農地と波打ち際の間をつなぐ、という意味でLinksと呼ばれていた。鎖と鎖をつなぐ「リンク」とか、連携しているという意味で「リンクする」と同じで、つまりあえて言えば、ゴルフしかできない土地のことなのだ』
自然に連なるコブのようなうねり。深いラフ。唐突に出現するバンカー。時にさわやかに、時に厳しく吹く風。きまぐれな天候。
コースを彩るさまざまな仕掛け、そのどれもがゴルファーに限りない挑戦意欲をかきたたせてくれます。
あまりにも人手によって管理されつくした、平坦で穏やかで見た目に美しいだけのコースでは味わえない征服感が、心の充足を呼びます。
土地が狭く、創意工夫によって土地利用が発達した日本では不可能だった「リンクス」が、ありあまる自然に恵まれ、三方を海に囲まれた夏泊半島にはあります。

「リンクス」を知らずに、ゴルフを知っているとは言わせない。

スコットランドの伝統に裏づけされた格式

スコットランドの南西部、エイルサ海岸を眼下に眺めるエドワード王朝時代のエレガントなムードと、スコットランド伝統の温かいもてなしで世界中のゴルファーから憧れの視線を集めているのが「ターンベリーホテル&ゴルフコース」です。
世界的に有名な2つのチャンピオンシップ・リンクスコース(エイルサとアラン)を擁し、ほかにパッティンググリーン3ヶ所、ピッチ&パットコースも整備されています。エイルサコースは、1977年と1986年の2回、全英オープンの舞台となるなど、まさにリンクスの名門という名をほしいままにしています。
6,950ヤード、パー70。「フィン・ミー・アウト」「ブルースズ・カッスル」「ディナ・フーター」など、奇妙でおもしろい名のついた名物ホールは、ゴルフの歴史そのもの。
また、ここのホテルは古き良きスコットランドの伝統をそのまま受け継いだ建物とサービスで、ゴルファーならずとも一度は泊まってみたい格式と雰囲気に包まれています。
のどかなロケーションの周辺自然や史跡など、いろいろな要素が調和した「ターンベリー」は、スコットランドの気候に類似した夏泊半島に、本格的なリンクスを目指す我々に、貴重な手本を見せてくれています。

スコットランドの伝統に裏づけされた格式

一生に一度はプレーしてみたい憧れのコース「CYPRESS POINT」

カリフォルニア州モントーレ半島にある「サイプレス・ポイント」の地形は、数多いゴルフ場の中でも最も刺激的で変化にとんでいることで有名です。8・9・12番ホールは典型的な内陸性、5・6・7番と11番ホールは森の多い丘陵の斜面、1・13・14・18番は海岸沿い、そして15・16・17番は壮観な太平洋に面した掛けの上という素晴らしさ。サンフランシスコの南160km、太平洋に面した断崖の点にある「サイプレス・ポイント」は並び称される「ペブル・ビーチ」とわずか1.6kmしか離れていません。
有名な逸話に「偉大なコースがペブル・ビーチには6つあり、そのすべてが海岸線にあります。サイプレス・ポイントは、すべて海岸線にあるとは限らないが、18ある」といわれるほどの名門コースです。
それでもなお世界に名を馳せ、世界中のゴルファーの憧れを集めている「サイプレス」の非凡な魅力は、皮肉なことにその頑固なまでの閉鎖性にもあります。
夏泊ゴルフリンクスはそのサイプレスを参考にレイアウトしたコースとなっています。

一生に一度はプレーしてみたい憧れのコース「CYPRESS POINT」